現在スイーツのお店を経営しているけれど、もっとお店の認知度を上げて売上を増やしていくにはどのような方法を取ればよいか迷っている人はいませんか?
この記事では、洋菓子店や和菓子店でのインスタの活用方法から成功事例まで詳しくご紹介します。
洋菓子店や和菓子店の現状
2022年に全日本菓子協会が発表した「令和4年菓子データ」で、和生菓子と洋生菓子の生産数量と小売金額について調べた所、次のような結果が出ました。
2020年 | 2021年 | 2022年 | |
和生菓子 生産数量 | 253,000トン | 268,180トン | 289,700トン |
和生菓子 小売金額 | 3,960億円 | 4,276億円 | 4,703億円 |
洋生菓子 生産数量 | 175,832トン | 184,624トン | 190,162トン |
洋生菓子 小売金額 | 3,740億円 | 3,927億円 | 4,084億円 |
コロナ禍があったにもかかわらず、生産数量は毎年1万トン前後、小売金額は200億円程度上がっているのがわかります。
一方2023年8月にスイーツ専門無人販売店「スイーツブーケ」を運営する有限会社アイティケイが発表した、「『Z世代のスイーツ選び』に関する調査」においてスイーツ選びにSNS映えがどのくらい影響があるかをたずねた所、次のような結果でした。
回答 | 割合 |
かなり影響があると思う | 37.4% |
ある程度影響があると思う | 44.9% |
あまり影響がないと思う | 11.7% |
まったく影響はないと思う | 6.0% |
「かなり影響があると思う」「ある程度影響があると思う」の2つを合計すると82.3%となり、Z世代のスイーツ選びにはSNS映えが大きな影響を及ぼしていることがわかります。
これらのことから洋菓子店や和菓子店が将来にわたって売上を伸ばし続けるためには、Z世代を意識したスイーツを作り、お店のインスタアカウントでの発信力を高めておくのが重要だとわかります。
参考:PR TIMES「Z世代の約8割がSNS映えはスイーツ選びに影響すると回答!Z世代に最も人気なスイーツ第3位『チョコレート』第2位『アイスクリーム』第1位は?」
洋菓子店や和菓子店のインスタ運用の成功事例
洋菓子店と和菓子店におけるインスタ運用の成功事例をそれぞれご紹介します。
うんてん洋菓子店
「うんてん洋菓子店」は四谷と豊見城に実店舗を持つうんてん洋菓子店のインスタ公式アカウントで、2024年3月現在フォロワー数は9,689人です。
プロフィールはお店の場所と営業時間、ハイライトは支店紹介、メニュー、ご案内がシンプルでわかりやすく示されています。
一方素朴で昔ながらの雰囲気が伝わる色のトーンが抑えられた投稿とリール動画は、お菓子そのものが大きく映し出されており、お菓子のことはお菓子そのものに語らせればよいというのが納得できる作りとなっているのです。
一見インスタ映えを追求したようには思えない内容ですが、「#うんてん洋菓子店」がつけられた投稿は2024年3月現在787件あり、洋菓子店におけるインスタグラムのマーケティングとして差別化に成功した事例だと言えるでしょう。
たんの和菓子店
「たんの和菓子店」は横浜市金沢区にある実店舗でのみお菓子を販売するたんの和菓子店のインスタ公式アカウントで、2024年現在フォロワー数は1.9万人と人気の高いアカウントです。
投稿はグレイを背景にZ世代が好きなくすみカラーの和菓子が掲載され統一感がある一方で、リール動画が1件も投稿されておらず、実店舗に行ってみたいという好奇心がそそられる作りになっています。
また定休日の告知にはお店の和菓子ではなく必ず季節の草花の画像が投稿されるといった、ルールを徹底して守るアカウント運用も、たんの和菓子店の印象を強める結果となっているのです。
2024年3月現在「#たんの和菓子店」がつけられた投稿は3,203件もあり、口コミの強さを物語っています。
たんの和菓子店の世界観に即した、ルールを守った運用がインスタでの人気を獲得した好事例だと言えるでしょう。
株式会社ニューオーダーでは作り手の想いを伝える画像と動画でスイーツ店のインスタ運用をサポートします
事例でもお伝えした通り、必ずしも「インスタ映えする」と表現されるような人目を惹くスイーツではなくても、その洋菓子や和菓子の魅力や作り手の想いを最大限伝える画像や動画を作成できればそれが差別化になるため、インスタでの人気につながります。
株式会社ニューオーダーでは2004年から雑誌編集に携わった経験を生かしたクオリティ重視の写真撮影、社員が責任を持って行う動画編集・撮影で洋菓子と和菓子の美味しさをインスタユーザーにアピールします。
自分が経営する洋菓子店と和菓子店の認知度をアップし、販売するお菓子を広くユーザーに口にしてほしいと感じたら、ぜひ株式会社ニューオーダーにご相談ください。
Instagram運用代行 – 株式会社ニューオーダー (neworder.co.jp)
まとめ
洋菓子店や和菓子店のインスタ運用においては、Z世代がSNS映えを意識してスイーツ選びをすることから目立つスイーツかどうかばかりを意識してしまいがちです。
しかし実際に事例を分析すると見た目の派手さばかりを追求する必要はなく、インスタにおいてそのお菓子の良さや魅力を表現できているかどうかが重要だとわかります。
この記事も参考にして、ぜひ自分のお店に合ったインスタ運用を心がけてみてください。
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