長かったコロナ禍の影響で自社だけではなく食品業界全体の売上が下がってしまった中、今後どのようなプロモーションをしていけばよいのか迷っている人はいませんか?
この記事では、食品メーカーがインスタを活用する方法からプロモーション事例まで詳しく解説します。
食品メーカーの現状
2022年に農林水産省が発表した「食品産業動態調査」で食品製造業における売上高、売上総利益率、営業利益率を調査した所、2021年度は売上高、売上総利益率共に減少する結果となりました。
一方百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア(CVS)、通信販売における販売額を調査した所、次のような結果となったのです。
百貨店、スーパーマーケットの販売額はほぼ横並びであるのに対して、コンビニエンスストアと通信販売では販売額が増加しており、特に通信販売は2011年と2021年までの10年間でほぼ2倍に増加しているのです。
コロナが明けてまた消費者の購買行動に変化がありそうですが、通信販売の市場は今後も拡大する見込みではあるので、インスタを運用し通信販売にも力を入れるのが望ましいでしょう。
食品メーカーのInstagram運用事例
食品メーカーにおけるインスタ運用事例を4つご紹介します。
キッコーマン公式
キッコーマンは、醤油をはじめとする調味料や加工食品を取り扱う食品メーカーです。創業から100年を超えた今なお、日本の食卓の定番として愛され続けています。
同社の公式Instagramアカウントは、食品メーカーのインスタとして非常に王道である
・シズルたっぷりの写真
・同社製品を使ったレシピ紹介
で構成されています。
食品はなんといっても、写真で美味しさを伝えること、そして美味しく食べる方法を伝えることが大事です。
それには、
・美味しそうな写真を撮るための、フードスタイリスト、カメラマン
・美味しそうな料理(レシピ)が作れるフードコーディネーター
のキャスティングが不可欠になります。
ミツカンカンタン酢公式
ミツカンカンタン酢公式は、食品メーカーである株式会社Mizkanの1つの商品のインスタアカウントであるにもかかわらず、フォロワーは2024年3月現在10.9万人という人気のアカウントです。
「ミツカンカンタン酢」はインスタだけではなくCMや、流行りのYouTubeショートなどメディアミックスで宣伝活動を行っているのが特徴的と言えるでしょう。
女優の杏さんが出演するCMでは「カン・タン・すぅ~」という使い方までわかるキャッチコピーで認知度を上げ、YouTubeショートでは「ながの社長のハッピーチャンネル」「とみビデオ」など料理系YouTuberの中でも本物の料理人ではない人を選んで使ってもらうことで手軽さという商品性をアピールしています。
一方インスタでは「#時短料理」「#ズボラ飯」などのハッシュタグをつけて、料理にかける時間や手間を短縮したい人に向けた、カンタン酢を使ったレシピのみを投稿することでさらにレシピを考える手間を省いているのです。
食品メーカーでインスタも含めたメディアミックスの宣伝方法が成功した好事例と言えるでしょう。
チキンラーメン ひよこちゃん
「チキンラーメン ひよこちゃん」は食品メーカーである日清食品が販売するインスタントラーメンの1つ、チキンラーメンのイメージキャラクターである「ひよこちゃん」のインスタ公式アカウントで、2024年3月現在フォロワー数は10.4万人です。
ひよこちゃんがそのかわいらしい見た目と異なるシュールな発信をしながらたまにチキンラーメンの宣伝もするアカウントで、広告があまり多いと見る気をなくしてしまう人にも受け入れられやすいよう配慮されています。
またひよこちゃんがインスタのテキストでボケを一言つぶやくと、フォロワーがそれに対してツッコミを入れ続けるのでコミュニケーションも取れているのが特徴的です。
宣伝色を弱め顧客とのコミュニケーションを大切にすることで、商品のイメージアップにもつながっている好事例だと言えるでしょう。
ロッテ 雪見だいふく
「ロッテ 雪見だいふく」は食品メーカーロッテが販売するアイスクリームの1つ、雪見だいふくのインスタ公式アカウントで、2024年3月現在フォロワー数は2.9万人です。
投稿ではアレンジレシピやコラボ商品の紹介など、ユーザーがすぐにほしい情報を発信しており、リールでは「雪見のばしチャレンジ」など雪見だいふくの商品性に合わせたキャンペーンを行うなど随所に工夫が施されています。
このような運用が功を奏し、「#雪見だいふく」をつけた投稿は2024年3月現在フォロワー数よりはるかに多い17.6万件にも上っているのです。
口コミをしたいとユーザーが思えるインスタ運用を考える上で注目したいアカウントだと言えるでしょう。
株式会社ニューオーダーではそれぞれの食品の商品性を印象付けるインスタプロモーションをご提案します
株式会社ニューオーダーでは、食品メーカーのインスタにおけるプロモーションにおいて事例にもあったように商品性をわかりやすくユーザーの印象に残すことが大切だと考えています。
そのためお客様のお話をヒアリングした後、コンセプトやターゲットを細やかに設定してから企画を提案するようにしているのです。
「誰に」「どのように」印象づけるかをはっきりさせておくと的を射た投稿ができるため、少しずつ認知度は上がり、ユーザーが顧客やファンへと変化していきます。
ニューオーダーと一緒に、インスタを通じて御社の食品をアピールしてみませんか?
Instagram運用代行 – 株式会社ニューオーダー (neworder.co.jp)
まとめ
食品メーカーの売上は減少が続いていますが、コンビニエンスストアや通信販売での販売額は増加を続けているため、コンビニや通販を良く利用する若い世代へのインスタでの訴求は大切だと言えます。
この記事も参考にして、ぜひインスタを運用し自社の食品の認知度を上げる所から始めてみてください。
コメント