エリエールなどを販売する大王製紙の元会長・井川意高さんが2月、動画「KDDIが楽天を買収？三菱商事とのローソン資本業務提携の裏シナリオとは。」を公開。
井川意高「分かる人はみんな分かる」
大王製紙創業者の孫・井川意高さんは1964年に京都府で誕生。
若い頃は米国ニューヨーク、そして大王製紙四国本社がある愛媛県伊予三島市（現・四国中央市）に移り住みました。東京大学卒業後の1987年に大王製紙に入社。
2011年には同社の会長に就任しますが、106億8,000万円のほとんどを子会社から借り入れ海外カジノで使い、同年11月に会社法違反（特別背任）容疑で逮捕。
2016年に刑務所を出所し、2023年にはYouTubeとニコニコ生放送のチャンネルを開設。
井川さんは今回の動画で、「私だけが気がついたことだなんて言うつもりはない」「分かる人はみんなそういうことなんだろうなって、みんな分かるわけなんですよ」と前置きします。
井川意高はローソン株主を論じる日経記事などに批判的
最近はローソンの株について、携帯会社KDDIが49％、ローソン親会社の三菱商事が51％保有し、2社でローソンを共同経営するという記事が日本経済新聞、朝日新聞デジタルなどで公開。
それらの記事では携帯キャリアがコンビニを持ってどうする、と疑問視。
井川さんは、一般投資家がその記事に影響されKDDIの株が現在下がっている、と分析。ただ伊達や酔狂で数千億投資するわけがないので、KDDIの行動の理由を探ったところ、「楽天をグループに入れる」のだと予想。
新聞メディアの記事には信頼性がありますが、それをうのみにせず、記述を本当に信じて良いのか自分の頭で考えることの大切さが動画から伝わってきますね。
井川さんの動画は株のことをよく知らない方でも見やすいです。
三木谷浩史に「どうでもいいやつ」な態度を取られた
また井川さんは、幻冬舎代表取締役社長・見城徹さんとのコラボ動画を2月に投稿しています。
5日連続で見城社長との動画を投稿したところ、3月15日時点で総再生回数は165万回を記録！ 社長はこのチャンネルでの初ゲストとなりました。
2人が楽天・三木谷社長について話した動画のコメント欄では、「（三木谷さんが）医者に発達障害だって診断」されたことに触れている視聴者さんがいたそう。
井川さんはそのコメントの裏まで取っていませんが、嘘ではないと解釈。それを見てからだいたい彼の言動の謎が解けると話します。
三木谷社長には悪気がなく、ただはっきり物を言う傾向があるそう。井川さんが大王製紙にいた頃は彼にあいさつすると「どうも」と返ってきました。
しかし会長を降りて裁判期間に新幹線で会った際、ながらスマホで反応されたことを明かします。
それは「こいつはもう会社辞めてどうでもいいやつ」ぐらいな態度だったと井川さんは解釈。
井川さんの今回の動画では、「難しい話を分かりやすく説明できる人こそ本当の頭の良い人」といったコメントが多数寄せられています。
YouTubeでは元経営者ならではのお話もたくさん聞けますし、有料版メンバーシップに登録すると、無料版では見られない動画も見られます。気になった方は井川さんの動画を視聴してみてください！
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▼記事を書いた人・碧（あおい）
好奇心が旺盛なエンタメ系ウェブライター。宣伝会議 編集者・ライター養成講座第48期生。「らいばーずワールド」など数々の企業や出版社のエンタメサイトで執筆しています。好きなYouTuberはそわんわん、仲里依紗、西野未姫、はじめしゃちょー。X @aoi_webwriter
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